2008年02月12日

日本人は働きすぎ?残業好き?

女性をターゲットにした掲示板で、新聞社が運営しているものがありますが、そこに「日本人は働きすぎ?残業好き?」なんて見出しがあがっていました。残業が好きな人がいるのか?と思いつつ、最近のホットな話題として埼玉県熊谷市のマクドナルド訴訟っていうのもありましたので、興味深く読み続けていました。

こういう問題は、まず統計からチェックすべしということで、「労働時間の推移(各国比較)」なるグラフを発見しました。OECDの中での比較ですから、全ての国の比較ではありませんが、ここでのダントツの1位は韓国で2394時間。日本はアメリカよりもすこし少ない1775時間だそうです。フルタイムで働いた場合、就業時間を全て足すと1800時間を少し超えたあたりになるそうなのですから、だいたいこんな感じでしょう。

でも自分が思ったのは「こんなに少ないのかなぁ」と。たとえば、完全土日休みでゴールデンウィークと盆休みと年末年始と祝日に休みが取れる場合、年間労働日はだいたい240日ぐらいになります。そこで、朝9時に出社して夜8時に帰る生活の場合、休み時間を1時間と設定しても、1日10時間働いていることになります。そこでさっきの240日をかけると、単純に年間2400時間働いていることになります。

たしかに、フルタイムで働いている人が全てではありませんから、幾分かは年間労働時間が減ることにはなると思いますが、1800時間を下回っているというのは、なんだか違和感があります。でも私も含めて残業は、そのままサービス残業を指しますから、認識されていない労働がいっぱいあるのでしょう。

そして、冒頭の掲示板でやっぱり出てきた「日本のサービス業の労働生産性はG7中最下位」っていう話。たしかにそうかもしれませんし、だらだら残業をするっていう文化も根強いですから、そういうこともあるかもしれません。サービス業に携わる自分自身も、肝に銘じる必要があると思っています。

ただ自分はひねくれた見方をしていて、「労働生産性といっても商品の単価がすごく安くなっているからなぁ」とか思っています。安くなってしまった商品を売ろうと頑張って、同じ労働を提供したとしても、計算上の生産性は落ちるんじゃないかと。今やデフレが極限まで落ちた時代ですから、商品の単価が安いままで計算すれば、やっぱり労働生産性が少なく見積もられるような気がします。

製造業の場合は、外需に頼ることも出来ますが、サービス業の場合は、内需が拡大してこないと単価も上がってこないような気がします。つまり、日本国内でお金を使う人がいなくなったと。そんな感じなのかなぁと思っています。

さて、我々が在籍しているIT業界。私が就職活動していた時期は、新しい業界として人気がありましたが、今や3Kを代表する業界のひとつのような言われかたをするようになりました。家に帰れないSEさんやプログラマさんが続出する状況で、逆に時給計算すると冒頭のマクドナルドでのアルバイトの時給よりも低いなんていわれますので、労働生産性としては、やっぱり低い部類かもしれません。私も経験がありますが、成果物としてのソフトウェアの評価が低すぎると思っています。

サービス業の労働生産性が低い話は、コメンテーターはもとより、国会中継を聞いていても取り沙汰されているので、気分が凹んでいるところなのですが、そこまで効率が悪いというなら、冒頭のマクドナルドの店長やファミレスの店長を、1ヶ月間でもやってみろと言いたいです。私が手の届く範囲の話ですから、マクロに考えれば違うのかもしれませんが、個人的な意見としてはそう思うのです。
posted by 「なにかな」管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとりごと
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