まずは、S21HTとパソコンとのBluetoothでのペアリングです。お互いがお互いを見つけるための設定ですが、私の場合はS21HTからパソコンを先に見つけたほうが上手くいきました。S21HTからは、スタート−設定−Bluetoothとすすみ、「新しいデバイスの追加」を選択して設定します。
S21HTの設定が完了すると、パソコン側からS21HTが見つかるようになりますので、パソコンからS21HTへ接続できるか確認してください。パソコンからの確認方法は、Bluetoothを管理するソフトによって違いがありますので、各ソフトの説明書を確認します。
ちなみに、私が使っているBluetoothアダプタはプラネックスのBT-MicroEDR2ですから、付属ソフトを使って接続すると、こんな風に見えます。

左やや下あたりにあるS21HTのアイコンをダブルクリックすると、左上にある電話マークが四角く囲われた状態になります。これで、S21HTがモデムとして使えるようになりました。あとは、ダイヤルアップに関わる設定を残すのみとなります。
今回、S21HTはEMnetの契約も済ませてありますので、EMnetを使ったダイヤルアップ設定をしてみます。設定は大体こんな感じです。

- ユーザー名:emobile
- パスワード:emobile
- ダイヤル:*99#
そして、気をつけなければならないのは、モデム設定で「追加の初期化コマンド」の入力を忘れないことです。入力の内容は、以下の通りです。
- +CGDCONT=1,"IP","emnet.connect"
ついでに、ブラウザのプロキシサーバ設定にこんな設定をしてみると、EMnetのコンテンツをパソコンでも見られるようになります。この設定は任意ですから、設定しなくてもEMnetコンテンツ以外は問題ありません。
- プロキシサーバ:wm.internal.emnet.ne.jp
- ポート:8080
これで設定は終了です。次回はいよいよBluetoothによるDUN接続です。