2009年05月10日

MSI Wind Netbook U100 Vogue 風子 (3)

これは、MSI Wind Netbook U100 Vogueを含めてのお話ですが、ネットブックについては、当初あまり購入意欲がわきませんでした。このレビュー1回目に書いたことも関係してくるのですが、あまり小さな端末を増やしたくなかったのです。また、パソコンに関係することを生業にしていながら、ネットブックを役立てるシチュエーションが見あたらなかったのも関係します。

それは、ネットブックも含めて小さい端末は、持ち歩くのに非常に便利ではありますが、逆をいえば、紛失の危険性を常に持ち続けることにもなります。どんなに使用頻度が低いパソコンでも、何かのデータを拡散させてしまうかもしれませんし、拡散させてしまうとその影響は計り知れません。

実はネットブックの多くは、それ自身が持つ性能と、マイクロソフトのライセンスの関係から、Windows XP Home Editionの導入が基本となります。これが少なくとも、Windows XP Professional Editionであれば、データを守るための多少の策を練ることができるのですが、その手は使えません。

そのため企業の多くは、安価にデータを守れない場合には、ネットブックの導入を諦めたり持ち込みを禁止したりします。一度データを拡散させてしまったら、その損害を埋めるために多くのお金を使うことになりますから、手放しで導入することはないのです。企業トップからの「もしデータを流出させてしまったらどう責任をとる?」との問いに、企業内で使いたいと思っている人たちも利用を躊躇させてしまいます。

ただし、各企業によって目安が変わってくると思いますが、使い方の如何によっては、上手な使い方が必ずあるはずです。多少の出費を覚悟したとしても、それ以上の効果が見込める場合は、導入を推進すべきでしょう。ITが足かせになっては、あまりにも悲しすぎます。

ちょうどそんなことを思っていたときに、日経パソコンの編集メモに以下のような文章が掲載されていました。

では、この「持ち出し禁止」の対策は正しいのでしょうか。弊誌はそうは考えていません。さまざまな事件は、ノートが悪いわけではなく、運用が稚拙なために起こったのです。「ノートには大切なデータを入れない」などの基本対策を徹底していれば、防げた事件も多かったはずです。 (日経パソコン2009年3月23日号)


この文章には理想論も多いかも知れませんが、せっかくの道具ですから、できるだけ活用できる土壌を作っていきたいものです。私たちのように、パソコンを生業にしている人たちが、こういった問題点を解決できる手段を広めていけば、セキュリティに対して過度に敏感になっている人への手助けができるかも知れません。

U100 Vogueを前にして、あれこれ考えながら活用法を見いだそうとしているところですが、私の場合は残念ながら、しばらくの間は個人利用に限定した使い方になるかなと思っています。せっかくの道具ですから、よい活用法を今後とも考えていきたいと思います。U100 Vogueのお話は、ここまでとしたいと思います。
posted by 「なにかな」管理人 at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン
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