2009年07月05日

SANGEAN ATS-909W (10)

SANGEAN ATS-909Wで放送を受信した場合、その使用感をまとめてみます。設計が古いとはいわれますが、筐体そのものが大きいラジオですから、それがいろいろなところで良い評価につながっています。

筐体が大きいことで最も有利に働くのが、やっぱりスピーカの大きさではないかと思います。短波ラジオの場合、正面から見て右側に液晶パネルやボタン類、左側にスピーカを配置するのが一般的です。スピーカは正面左側全部を使うことが多いので、筐体の大きさがそのままスピーカの大きさにつながります。

スピーカが小さければ、全体の傾向としては低音が不足する傾向となり、かたい感じの音になりますが、ATS-909Wのスピーカは充分な大きさが確保されているため、音のバランスは良いほうだと思います。高音ばかりではなく、低音も充分な大きさでスピーカを鳴らせます。

そして、本体右側面にある「TONE」スイッチで、音質も変えられます。通常は「NORM」にしておき、人の話し声を強調したい場合は「NEWS」へ、低音と高音を強調したい場合は「MUSIC」へ切り替えると、放送が聞きやすくなります。3段階とはいえ、音質を変えられる短波ラジオはそれほど多くはありませんから、これは嬉しい機能です。

ATS-909Wの全体的な感度についても、筐体の大きさが有利に働いています。中波では内蔵バーアンテナを大きくできますし、短波やFMでは長いロッドアンテナを使うことができますので、全体的に高感度なラジオに仕上がります。

中波の場合、地元局以外の放送局を受信する場合でも、小出力の放送局でなければ、割と上手く受信が可能です。その傾向は短波の受信でも似ていて、長いロッドアンテナのおかげで、かなり弱い放送局でも割と受信が簡単に行えます。そしてFMの場合ですが、こっちは他のラジオとは代わり映えしません。普通です。

ラジオを聴いている感触としてはそんな感じですが、信号の強さを表すインジケータは、全体としては重い傾向にあります。つまり、少しでも信号が弱ければ、インジケータはあまり振れなくなります。

対照的にDE1103などは、ちょっとでも信号が強ければ、大きくインジケータが振れてしまうので、DE1103のほうが感度が高いように誤解してしまいますが、実はラジオが持っている感度の性能とはあまり関係なく、単なる調整に関わるポリシーの違いということになります。

ラジオの筐体の大きさが災いして、なかなか旅行に持っていくと大変な思いをしそうですが、性能としては充分ですから、安心して海外へ持って行けるラジオのひとつになるのではないかと思います。
posted by 「なにかな」管理人 at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ラジオ・無線
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