2009年07月11日

SANGEAN ATS-909W (11)

このブログでは、ラジオの機能を紹介するのに、今までは取扱説明書を見て、実際にやってみてというプロセスで文字に起こして紹介してきました。これは中国語で書かれた取扱説明書でも同じで、読めない文字を必死で追ったものです。しかし、SANGEAN ATS-909Wに限っていえば、あまりそのプロセスでレビューしていません。

なぜそうしなかったのか。それはひとえに、取扱説明書の作りの悪さにあります。全体で77ページある取扱説明書は、5ヶ国語に分けて書かれています。必然的に1ヶ国語あたりの説明文が簡易的になりがちですが、それ以上に機能説明が点在していて、うまく探せないのです。

では、今回はどうしたのか。取扱説明書は参考までに使用しましたが、基本はラジオの筐体に書かれた文字と、手当たり次第に使用した結果です。多少原始的な使い方でしたが、それができたのは、取扱説明書の不出来とは対照的に、ATS-909Wそのもののボタン配置や設計が良かったからだと思っています。

私たちが普段使用しているラジオは、あまり取扱説明書を読まないと思います。読むのが面倒ということもありますが、簡単な操作ならすぐに使ってしまいます。こういう流れが、なぜか中華ラジオに限定するとなかなか上手くいかないのですが、これが台湾のメーカー製であるATS-909Wは、日本製の一般的なラジオと同じく、直感的に使用することができます。

このブログでは、今までも多くの中華ラジオを扱ってきました。そしてその多くは、取扱説明書がなければ、基本的な機能のうちいくつかが満足に使えないものばかりでした。今回のラジオは、SANGEANという台湾のメーカーでしたが、中国のメーカーのラジオからも、早くそういったラジオが出てくることを望みます。

さて、ATS-909Wを11回にわたって見てきました。価格としては、ちょっと値段が張りますが、全体的には良くできたラジオだと思います。初心者にもおすすめできるラジオですし、ある程度BCLを趣味にしているかたにも良いラジオだと思いました。

ただし難があるとすれば、それは筐体のサイズかなと思っています。自宅に置いて使用するには丁度良いのですが、持ち歩くにはちょっと骨が折れるサイズです。もう一回りサイズが小さければ、旅行用のラジオとしても良い選択になったでしょう。

私としては、ずいぶん昔からレビューしたかったATS-909Wを、思う存分触れることができました。そして、その機能や使い勝手にも満足したところです。今日以降も恐らくATS-909Wを、何らかの形で使い続けることでしょう。ですが今日をもって、ひとまずATS-909Wのレビューを一区切りとしたいと思います。
posted by 「なにかな」管理人 at 21:26| Comment(17) | TrackBack(0) | ラジオ・無線
この記事へのコメント
はじめまして。
以前からラジオ関係のHPはいろいろ見ていたのですが、ATS-909Wというのは
昨日始めて知りました。
改めて検索したところこちらのHPに行きあたったしだいです。
もう購入手続きも済ましてしまったのですが一つだけ気になるのが電池の持ちです。
長持ちする電池(充電池)などご存知でしたら教えていただけませんか?
Posted by コーセー at 2009年09月23日 13:59
コメントありがとうございます。

私が普段使用している使い方では、だいたい10日から2週間ぐらいで電池がなくなります。その都度、電池を交換するのは勿体ないので、基本的には私は単三形のニッケル水素電池を使っています。

ニッケル水素電池の仕様を見ると、「mAh」の単位で数字が書かれていますが、この数字が大きければ大きいほど電池が長持ちします。私が使っているのは、だいたい2,300mAhのものが多いです。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2009年09月23日 23:42
教えていただきありがとうございます。探してみます。
昨日スーパーのレジ横にあったのでついでに買ってきたのは、エネループで1,900mAhでした。

今週中にATS-909Wが届くと思うのですが
使用に当たって注意点とか気付きにくい便利な機能などありますか?
Posted by コーセー at 2009年09月24日 06:58
コメントありがとうございます。

基本的には、気になる部分についてはレビューの中で網羅していると思います。ATS-909Wは他の中華ラジオと違い、操作が楽にできるように作られていると思います。

もし商品が届いて、面白い特徴に気づきましたら、教えてください。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2009年09月24日 21:40
明日あたりに届くようで楽しみです。

もうご存知かもしれませんが調べていたら
こんなのを見つけました。
http://www.radiointel.com/review-ats909program.htm
訳してないので詳しくは解りませんがプリセットメモリーのバックアップのようですね。
まぁ、うちではそこまでは必要ありませんけど。
Posted by コーセー at 2009年09月25日 15:18
コメントありがとうございます。

たしかに下の穴は気になっていたのですが、取扱説明書には何も記述がありませんでしたし、どうするのか疑問に思っていました。情報をありがとうございます。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2009年09月26日 21:38
ATS-909Wの性能や使用感を調べてみたかったので、貴殿のブログが大変参考になりました。
ありがとうございました。
いろいろな中国ラジオがありますが、このATS-909Wに興味が沸いてきたのです。
よく検討して購入してみたいと思っております。
Posted by BCL515 at 2009年11月11日 18:03
コメントありがとうございます。

お役に立てたようで、何よりです。中華ラジオもいろいろな種類が販売されていますから、目移りしそうですね。どんなラジオを買ったか、よかったら教えてくださいませ。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2009年11月12日 22:49
はい、何か購入したらお知らせします。
ベストカカクさんで見たら、909Wは結構お安いのですが、
さらにGrundig G3という興味をそそるラジオが出ていました。
(表面的な)性能は素晴らしいようなので、触手
が動いてしまっています。
ATS-909Wにするか、G3にするか迷っています。
G3は評判は良くないようですが・・・。
Posted by BCL515 at 2009年11月13日 19:47
Grundig G3も、非常に面白そうなラジオではあります。実際、自分も買いたいなぁと思ったりもしています。

この手のラジオでは珍しいAirバンドの受信ができるのが気になりますが、同期検波回路が通常使用に耐えられる程度のクオリティを確保できているのかも気になります。

そのうちに、Grundig G3のレポートでも書いてみようかと思っています。

ATS-909Wは他のラジオと比べて、基本性能の安定性が素晴らしいラジオですから、これはこれで充分、存在価値があるのですよね。結局は、購入するラジオに何を求めるかという話になってくるのかなぁと思っています。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2009年11月14日 18:27
休みに入ったのでこのラジオ関係の掲示板の過去ログを読み漁ってました。
そこに面白そうなリンクがありましたので貼っておきます。
今日見つけて翻訳ページの助けを借りながらぼちぼち読んでます。
http://mysite.verizon.net/vze20h45/radio/sangean/ats909faq.html#whatisit
Posted by コーセー at 2009年12月30日 22:42
コメントありがとうございます。

やっぱり短波ラジオの情報量となると、海外で書かれたページの手助けが必要ですね。自分は主に、自分で触った印象をまとめているだけですが、こういういろいろな意見は参考になります。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2009年12月31日 00:00
Google の検索から訪問しました。
丁寧な説明と写真で大変勉強になりました。
ありがとうございました。
Posted by ひろもと・仙台 at 2010年03月10日 07:49
コメントありがとうございます。
参考になりましたでしょうか。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2010年03月10日 23:25
本日、郊外ペディ用にATS-909Wを購入しました。
こちらのコンテンツを大変参考にさせて頂き、購入に踏み切る後押しを頂きました。
本当にありがとうございました。
来週末に岐阜の3000m級の山に登ります。
少々かさばる様ですが、持って行きたいと思います。
樹林限界を超えた見晴らしの良い山の上の雑音の少なさは特筆ものと聞きます。
今から楽しみです!!
Posted by 戸田篤志 (@Groove) at 2010年07月09日 14:04
コメントありがとうございます。

雑音の少ない場所での使用も興味がありますね。
実際の使用感等、わかりましたらお知らせください。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2010年07月11日 23:45
昨日、何とか(笑)無事にATS-909W届きました。
こちらの素晴しいBlogは貴重な取説にさせて頂きまして、悩む事無く使わせて頂いております。
心より感謝致します。
梅雨が中々明けませんが、雨が降っても御嶽山付近には参ります。
最悪でも5合目でのペディ報告をさせて頂きます!
Posted by 戸田篤志 (@Groove) at 2010年07月14日 08:49
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/30468870
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック