
チーム・マイナス6%の活動の成果か、最近のエコ減税のおかげなのか、ここ最近エコ商品がにわかに注目されています。流行に乗るわけではありませんが、私もこのたび遂にLED電球なるものを使い始めることになりました。
もともと白熱電球は蛍光灯などに比べて、電気を多く使う傾向があります。CO2削減を推進する目的で、より一層の省エネルギーを推進するために、白熱電球の製造を中止する方向で進められていますが、代替の照明としては色々考えられているものの、現状ではイマイチ決め手に欠けるような状態です。
白熱電球の代替として最も一般的なのは、電球型蛍光灯でしょうか。電球の形をした蛍光灯で、発売から30年弱経過した今では、とても多くの場所で使われています。ただし蛍光灯の弱点として、点灯・消灯を頻繁に繰り返す場所には製品寿命も短くなりがちになり、実際に使用する電力も、本来の蛍光灯のメリットを発揮できず、電力が増えてしまいます。
このような弱点を補うことができる商品として、LED電球があります。LEDつまり発光ダイオードを使いますから、基本的には使った分だけ電気代がかかるのですが、その量が驚異的に少なくできます。しかも電球型蛍光灯のように、点灯した直後が暗いことはありません。そして、電球が1,000〜2,000時間程度の寿命に対して、LED電球は約40,000時間の寿命という、驚異的な長寿命も魅力です。
ですから、LED電球を使う場所として適しているのは、長時間使う必要があり、簡単に取り替えが難しい場所に設置しているところが、メリットが高そうです。残念ながら、我が家で使っている電球タイプの照明で長時間使用してそうなのは、洗面所の照明ぐらいしか思いつきませんでした。そんなわけで、今回は洗面所の照明の交換です。
現在使用している白熱電球は60Wタイプですので、今回は同じく60WタイプのLED電球を用意しました。SHARP DL-L601Lで、電球と同じような色の照明ですから、電球と同じようなイメージで使い続けることができます。このLED電球を、エイデンの店員の薦めもあって、今回購入してみました。

通常の白熱電球とDL-L601Lの両方を並べてみました。若干、DL-L601Lのほうが大きく見えますが、大勢に影響はありません。使用する分には、ほとんど気にならないレベルの違いです。LED電球には、家庭用電源をLEDで使えるようにするために、変圧器と整流器が内蔵されますから、全体的に形が大きくなりがちになります。
肝心の明るさですが、白熱電球とそれほど大きく違いはありませんが、やはり意識しているからか、DL-L601Lのほうがやや暗く感じます。ただし、指向性が強い光が出るLEDの割には光がまんべんなく拡散していますから、あまりLEDだからと意識することはありません。
残念ながら唯一の弱点は価格で、こちらも4,000円弱で購入しました。使い始めたばかりで、どれだけCO2削減に貢献できそうかわかりませんが、こういうタイプのものが多く市場に出てきて、より安い商品が出てくることを切に望みたいと思います。