アマチュア無線技士の免許を取るためには、それぞれの試験をパスする必要がありますが、年齢制限はありません。つまり極端に若い人でも極端にお年寄りでも、試験にパスしさえすればよいのです。そのため10歳に満たない人が、時々試験にパスしたと話題になることがあります。
前回アマチュア業務で説明したとおり、個人的な研究といった目的で使いますので、試験の内容は、無線設備の設計や設置・運用・保守を自分で行うことを求められているため、求められるスキルの範囲は、どうしても多岐にわたりがちになります。
4段階あるランクのうち、第一級と第二級は上級資格、第三級と第四級は初級資格に分類されることがあります。第一級は簡単に言えば限定解除の免許です。アマチュア無線で使って良い範囲は、全て使用できる権利を持ちます。出力も実績値で最大で1kWまでOKですが、総務省の落成検査を受ける必要があったりと、かなりハードルが高いです。
第二級から第四級までは、使える周波数や出力に限定がつきますが、ここではタイトルに「第三級アマチュア無線技士」とありますので、第三級で使える範囲をざっくりと示してみます。
- 電波形式は全部使えます。(電信もOK)
- 周波数は18MHz以上または8MHz以下。(10MHz帯と14MHz帯は使えません)
- 出力は最大50Wまで。(個別に出力が制限されている周波数帯は、それに準じます)
分類上は初級の括りに入りますので、一番遠くへ安定的に届くであろう周波数帯は使えませんが、少なくとも移動しながら使ってもよい出力の上限である50Wの強い電波が使えますし、それなりに楽しめる範囲はカバーできているのではないかと思います。
アマチュア無線で使える周波数は、長波からマイクロ波まであります。長波と昼間の中波なら地表を這うように電波が飛びますし、短波と夜間の中波は上空にある電離層と地表を反射しながら遠くへ飛んでいきます。超短波以上になると、まっすぐ光に近いような電波の飛び方をするので、高いところから電波を飛ばせばそれだけ遠くへ飛んでいきます。これだけ色々な特性を持つ電波を、最も試験が簡単な第四級でも、それぞれ周波数帯という範囲の中で使うことができます。
小生、第三級アマチュア無線技士免許も持っています。
持っているお陰で、無線LANや短波ラジオでは役立ってます。
さて、某ショップの通販でHimalaya DRM2009なるものを購入しました。
DRMがソフト無しで受信出来るので、結構便利です。
ただ、如何せん中華ラジオなので作りが甘く、
復調するのにロッドアンテナだけでは出来ず、
外部アンテナなどのお世話にならないと無理ですし、
DRMは録音出来ても普通のAM放送は録音出来ません。
でも、復調されれば音自体はネットラジオと変わりません。
Himalaya DRM2009、なかなか興味をそそりますね。DRM対応のラジオそのものがあまり流通していないので、それだけでも貴重な存在なのかもしれません。ある程度の電界強度が確保できれば、DRM放送も悪くないと思うのですが、なかなか普及してくれませんね。
以前、DE1103DRMをレビューしたときも、復調できた音はネットラジオのようでしたが、短波であることを考えると、かなりメリットが高そうな印象を受けました。ぜひいろいろ試してみたいラジオですね。
結論から言うと、DEGEN DE1121、Grundig G4よりはるかに劣ります。
前にも書きましたがDRM録音出来てもAM、FM録音出来ません。それに、SDカードのフォーマットがFAT!!です。今時のパソコンですらFAT32なのに、
旧式のFATを使っているので、ファイル名やらいろいろ制限があって使いづらいです。
一番問題は、SELECTノブでのチューニングのしづらさです。マニュアルだと長波の150kHzから回し続けて、やっと短波の31mバンドや25mバンドまで
回さなければなりません。それに、回す速さでアップダウンの量が可変するため、行き過ぎたりして使いづらいです。
価格の割には作りが酷く、とてもお奨めできるラジオではないですね。
Himalaya DRM2009の中身を期待していたのですが、なかなか難しいようですね。もともとDRM放送を扱うので、復調が難しいとは考えていましたが、操作性も問題ありですか。恐らく、メモリに登録しておいて、決まった放送局を聴くようなイメージで作られたラジオかもしれませんね。
SDカードのフォーマットがFAT16なのは、かつて私がレビューしたGRUNDIG G4もそうですし、DE1121の着脱可能なmp3プレーヤも同様のフォーマット形式しか使えませんので、このあたりの商品に共通な仕様だと思って諦めています。
金額が結構いい感じに高かったので、期待していましたが、ちょっと残念ですね。ちなみに音質等はいかがですか?
ハッキリ言ってしまえば、ヨーロッパ仕様のローカルDRM放送の為のラジオと割り切った方がいいですね。
私は今のところ、RNZIしか復調出来ていないので、RNZIのDRM専用ラジオとしてしか使っていません。
少なくともRNZIの復調レベルまでは確保されているのは、ちょっと安心しました。基本的にはローカルDRM放送受信用なのですね。
日本でもDRM放送が普及してきたらおもしろいと思うのですが、今のところその兆しがありませんから残念です。現在取り組んでいる日本のデジタルラジオ放送が、今後どのようになっていくかも、心配ではあります。
ちょっと気になった一文がありまして
>総務省の落成検査を受ける必要があったりと、かなり敷居が高いです。
【敷居が高い】
不義理や不面目のため、訪問しにくくなる
だそうです.
「敷居が高い」と「ハードルが高い」は意味が違うそうです. ↓見つけた記事です。
http://web.tvbok.com/memo/knowledge/post_52.html
私も使い方が間違っていて、最近知りました(汗)
なかなか推敲に時間をかけられない状況で、この指摘は助かります。とはいうものの、随分前のエントリーですが、訂正した方がいいですかね? といいつつ訂正します(^_^)。またよろしくお願いします。