2010年02月06日

第三級アマチュア無線技士 (13)

3ama_j.jpg

東海総合通信局へ無線従事者免許証の申請を行ってから、実際に免許証を手にするまでは、およそ1ヶ月程度必要です。合格の連絡をもらったからといって、実際に免許証を手にしなければ資格として認められないでしょうし、その後の申請にも進むことができません。待ち遠しいところですが、ようやく手にできたのが、この写真の免許証です。

免許証はラミネート加工されていますが、中は台紙に各種情報が印刷されている感じです。見たところでは、レーザプリンタでの印刷のようです。文字の細かい部分まで、ハッキリクッキリです。

サイズや書かれている内容は、1986年に取得した免許証と大差はないのですが、何となく全体的な雰囲気が違います。その1986年取得の免許証は、こんな感じです。

3ama_k.jpg

雰囲気が違う最大の理由は、やっぱり印字されている文字の違いでしょうか。1986年取得のものは、恐らくドットプリンタの文字です。時代の差を感じさせます。

3ama_l.jpg

あと、非常にわかりにくいのですが、右上の写真が貼られている部分が大きく違います。1986年取得のものは台紙に写真が貼られ、写真の左下にエンボスの代わりになるような白い印刷が施されています。この白い印刷は恐らく、ラミネートのほうに印刷されているものでしょう。

逆に今回取得の免許証は、台紙に写真が直接印刷されているようです。写真が貼られている場合は、ラミネート加工の上から写真分の膨らみが確認できるのですが、今回取得の免許証にはそれがありません。エンボスの代わりになるものもありませんが、写真を取り替えられない構造なだけに、"必要なし"ということになったのかもしれません。

それ以外に1986年取得の免許証には、表側の上と下に「郵政省」を表す「MINISTRY OF POSTS AND TELECOMMUNICATIONS」の白い印刷が施されています。当時の無線関連の管轄は郵政省だったので、この印刷があったのです。この白い印刷が、今回取得の免許証にはありません。単にラミネート加工されているだけです。最近の免許証は、あちこちにコストダウンの跡がみられます。

実は2010年4月より、このラミネート型の免許証から、クレジットカードサイズのプラスチックカードに変わるそうです。書かれている内容も、英語の表記が追加されたり、裏側に署名欄があったりと、大きな変更になりそうです。また無線従事者免許証を取得するタイミングがあれば、ぜひ見てみたいと思います。
posted by 「なにかな」管理人 at 19:43| Comment(2) | TrackBack(0) | ラジオ・無線
この記事へのコメント
はじめまして

S45年の中学1年頃取得した「電話級アマチュア無線技士」の無線従事者免許証は東海電波管理局で金文字の威厳ありげな6ページ手帳でした。その後の2アマは見開きの安っぽい手帳式で、1アマでラミネートですが総務大臣じゃなくて郵政大臣です。
クレジットカードサイズのプラスチックカードになれば紛失して再発行しようかな。
Posted by いちご大好き at 2010年02月07日 10:05
コメントありがとうございます。昭和45年に中学1年生ということは、私より一回りぐらい年上ですね。

私の持っている免許証ではありませんが、電話級で郵政大臣発行のものが以前にあったみたいで、同じような威厳のある手帳サイズでも、いろいろなバリエーションがあるみたいです。それに比べれば、今はかなり安っぽくなってしまいました。無線以外の資格の中には、ラミネート加工されてない単なる紙というケースもあるようですから、まだいいのかもしれません。

プラスチックカードになった場合は、安っぽく見えるか見えないかも気になりますが、私の場合はカードを割ってしまいそうで少し怖いです。キャッシュカードなんかは、よく割ってしまってテープで補強していました(汗)。
Posted by 「なにかな」管理人 at 2010年02月07日 13:02
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