2010年03月21日

radiko.jpの試験サービス開始 (2)

radiko_3.jpg

画像は、radiko.jpで番組を聴いているときに出てくるウインドウです。新たにウインドウが開く仕組みは気になりますが、使い方は非常にシンプルなため、radiko.jpにアクセスしてすぐに使うことができます。

radiko.jpを使用していていくつか気づいたことがあります。音質はAM・FM・短波共通で、HE-AAC 48kbpsのステレオに設定されています。音質的には、全て同じ条件で勝負していることになります。

既にAMステレオ用ICの供給が止まってしまったなどの理由で、AMステレオ用ラジオが店頭に並ばなくなって久しいですが、radiko.jpを使っていてあらためてAM放送局で、ステレオの番組が作られていることが確認できました。特に大阪のABCラジオMBSラジオは、今年相次いでAMステレオ放送をやめてしまったのですが、radiko.jpを通じて聴いていれば、ステレオで番組を聴くことができます。

radiko.jpサイト上では、各放送局が横並びで聴取できるようになっていますから、逆に言えばAMだのFMだの意識する必要がなくなります。radiko.jpを通じて番組を聴いている限りは、その番組がリスナーの支持を受けられるかどうかだけの勝負です。今までAMは音楽番組に不利な立場でしたが、割り切ってradiko.jp主体の番組作りに転換したとき、音楽番組でFM曲を凌駕することも可能となるのです。

この流れは、AMステレオ放送が始まった1992年に一度ありました。一度はおしゃれな音楽番組が増えたAMでしたが、当時あまりAMステレオラジオが普及しなかったこともあって、また従来の番組に戻ってしまいました。今回、AMの番組が変わっていくためには、radiko.jpがどれほど世間に認知されるかによりますが、リスナーのひとりとしては、いずれにしても活気のあるラジオ番組が増えて欲しいと願っています。

本来は、首都圏・関西圏で高層ビルの陰になるなどの理由で、ラジオ聴取が難しい場所でもラジオを楽しむ方法を提供する目的で、radiko.jpの試験サービスがスタートしましたが、これが一般化すると、ラジオ業界の中での革命が起こるかもしれないと思っています。今まではポッドキャストなどで、放送とは別の番組を供給したり、権利関係の問題のために音楽やCMを流すことができなかったりしたのですが、これで楽しみ方も変化するかもしれません。

放送区域外への再送信については、かつては有線放送などが実施していたこともあって、私もこの恩恵を受けたものですが、今のところそこまでサービスが進んでいくことは難しいと考えています。しかし、区域外のラジオ番組を聴くためならお金を出してもいいというラジオリスナーもいらっしゃいますから、そういった方へのサービスも充実してくると、放送のビジネスモデルも多少変化するかもしれません。今は、radiko.joの試験サービスが終わったときに、どのようなジャッジを下すのかを楽しみにしたいと思います。
posted by 「なにかな」管理人 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラジオ・無線
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