2010年05月07日

アルインコ DJ-G7 (11)

今更ですが、アルインコ DJ-G7の大きな特徴としては、1200MHz帯の送受信ができることが挙げられます。1200MHzの送受信ができるハンディ無線機としては、久々の登場です。

かつて私が、最初のアマチュア無線の免許を取った時には、比較的安い無線機が多く発売されていた144MHz帯や430MHzは、尋常でないほど周波数が逼迫して混み合っていました。それは、今ほど携帯電話が普及していなかった時代ですし、離れた場所同士の意思疎通ができるツールが限られていましたから、仕方ないのかもしれません。

周波数が逼迫したために、ある人たちはバンドプランから外れた周波数で運用し、ある人たちは決まった周波数を他の人たちに使わせないように交代で番をしたりしました。そんな状況に嫌気がさした人たちの一部が、1200MHz帯に活路を見いだしたのですが、そういったニーズに応えるために、1200MHz帯のハンディ無線機やモービル無線機が、色々発売された時期でした。

ただし1200MHz帯を扱うには時代が早かったのか、この周波数特有のいろいろな問題もあったようです。以前にもご紹介したことがあるような気がしますが、常置場所以外で1200MHz帯を送信する場合は、1Wの出力しか認められていませんし、周波数が高すぎるために、アンテナや同軸ケーブルも気を遣わねばなりませんでした。そしてその当時の技術では、周波数が安定せず、定期的に調整するか自分で調整するしかありませんでした。

今回レビューしているDJ-G7は、周波数の安定に重点を置いています。TCXOという高水準の水晶発振器を使うことで、以前に比べて周波数安定度は向上したそうで、それをメーカーも売りにしています。それでも周波数がズレた時のために、周波数の微調整機能がファームウェアVer5.00から追加されました。

それでも1200MHz帯の特性は、いろいろやっかいです。試しに近隣のレピーターで交信できるか試してみることにしました。使うアンテナは付属のアンテナです。春日井市にある1291.94MHz(JP2YFH)を使ってみることにしました。

レピーター局までは大雑把に見て6〜7kmぐらいの距離がありますが、かなり信号は弱く感じました。何とか通話に使えるレベルです。1Wでしかも付属アンテナですから、430MHz帯あたりの周波数でも通話が難しいことを考えると、こんなものなんだろうと感じます。

ただひとつ気になるのは、DJ-G7をたった20〜30cm程度動かしただけなのに、信号の強度が大きく変わることです。レピーターからの電波が全く届かない場所もあれば、シグナルメーターが3程度まで振れる場所もあるようです。これが波長の短い電波の特性というべきか、頭ではわかっている話なのですが、実際に体験すると驚きます。

平地ではこの程度の性能しか発揮できないようですが、それならば高いところから電波を出した場合はどうなるか、新たな興味が湧いてきます。どこまで電波が飛んでいくのか、実際に確認しようと思います。
posted by 「なにかな」管理人 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ラジオ・無線
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/37685786
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック