2010年06月13日

INFONIX PG-421SP ポータブル電源

PG-421SP_1.jpg

無線の移動運用の際にひとつの課題になるのは「電源をどうやって確保するか」ですが、以前はよく小型発電機を使っていました。割とまとまった電力を手軽に確保できるので、かなり便利に使っていたのですが、どうしても音がうるさいことと、消防法とか何とかで給油が難しいことが問題です。

とりあえずAC100V電源を楽ちんに確保するには、と考えていたところ、ちょっと良さげなバッテリーが見つかったので、とりあえず手に入れてみました。INFONIX PG-421SPです。株式会社桐生が輸入代理店となっているようですが、今回は楽天経由で大沢マリンより購入しました。

この手のバッテリーは他にもありますし、12V出力に拘るのであれば、最終的には自動車用鉛蓄電池を購入すればいいという話になりますが、自動車用では充電が面倒になるのと、AC100V出力に惹かれて購入に至りました。

肝心の搭載バッテリですが、DC12Vで21Ahの容量があります。DC12Vを使う分にはそのまま取り出しますから、一番使い勝手がよいでしょう。車載用の電気製品を長時間使いたい場合は、一番楽に使うことができるでしょう。そのために、シガーソケットを2個搭載しています。

PG-421SP_2.jpg

直流の電源は他にも取り出すことが可能で、3V・6V・9Vの出力も可能です。また最近の流行であるUSB出力も2つありますので、各種機器の充電に使用することができます。

AC100Vの出力も2つ用意されています。こちらは「疑似正弦波」と書かれているので、恐らく矩形波なのかなと思っています。インバーターでAC100Vを作りますので、直流よりは効率が悪くなるでしょうが、少ないながらも屋外で家庭用電源が使えるのは、かなり有り難いです。

あとはPG-421SPには、なぜかエアーコンプレッサーが内蔵されています。恐らく車載で使用する前提での商品だからということでしょうが、この至れり尽くせりの十徳ナイフさ加減が、なんとも海外製品っぽい雰囲気を醸し出しています。

さて、どれぐらい使用できるかの目安ですが、取扱説明書によるとAC100V利用の場合、100Wのノートパソコンでは1時間40分だそうなので、思ったよりも効率が悪そうです。ただしノートパソコンは内蔵バッテリでも動作しますし、常に最高出力を必要としませんから、実際にはもっと長く使えるのではないかと思っています。

DC12Vでの利用の場合、48Wのポータブル冷温蔵庫では4時間30分ですから、やはりDC12Vのままで使用したほうが効率が良さそうです。AC100Vで使うのではなく、できるだけDC12Vで使う方法を考えて使ったほうが、なにかと良さそうです。

移動運用では、無線交信をする無線機と記録や調べ物をするネットブックで電源を必要とします。その緊急電源として購入しましたが、今のところ電源不足に陥ることもなく、出番はありません。移動運用の設備がこぢんまりとしているのも理由なので、今後設備が大がかりになってきたら、出番も多くなるかもしれません。
posted by 「なにかな」管理人 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 買い物
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