
2009年秋より四日市勤務になったことから、近鉄やその関連施設の利用率が非常に高まりました。そうなると決済方法として、近鉄は現金以外にはKIPS機能付きクレジットカードしか認めていないため、色々と不便なことが出てきました。
最も不便を感じているのが、定期券を購入した場合の支払い方です。半年分を購入すると10万円を超えるため、あまり現金を持ち歩いて購入したくないのですが、近鉄ではKIPS機能がつかないクレジットカードでの決済を、一切受け付けていません。
これでは仕方ないので、KIPS機能付きのクレジットカードを作ることにしましたが、以前に気まぐれで作った三菱東京UFJ-VISAカードを作り替える方向で、実現してみました。冒頭の写真は、そのときに一緒に作成したKIPS PiTaPaカードです。
PiTaPaというのは、主に関西圏の私鉄で使うことができるポストペイ型の非接触ICカードです。同じく関西圏ではJR西日本のICOCAがありますが、ICOCAは予め現金をチャージして使用するのに対し、PiTaPaは使用した後に紐付けされたクレジットカードから引き落とされます。そのためPiTaPaを作るには、クレジットカードを作るときとよく似た審査が必要です。
近鉄では自動改札でもPiTaPaが使えますが、ICOCAやSuicaのように定期券機能をつけていないので、実質個別利用でしか使えないという、思ったほどに利用シーンが思いつかないカードでもあります。実際、PiTaPaを使って自動改札を通過している人を、私は見たことがありません。
KIPS PiTaPaカードは、PiTaPaでもKIPS機能に特化しているので、私の場合は近鉄関連での買い物で主に使っています。1円玉のような細かい硬貨を出さなくても済むので、これはこれで便利に使わせていただいています。本当は自動改札を通過するときなどにも使いたいのですが、定期券としては使えないので、どうしても決済としては少額にならざるを得ません。
でも使えないからといって全く使わないと、年間維持費用が1,050円必要となるので、それこそ年間100円でも決済で使うぐらいの勢いでいいのではないかと思っています。今後、しだいに便利になっていくのを期待しながら、細々と使っていくつもりです。

実は、KIPSカードとKIPS PiTaPaカードを作ったときに、ちょうどキャンペーン中だったのか、せんとくんグッズをいただきました。愛知県からだと多少気合いを入れないと奈良県に行けませんが、せんとくんグッズで平城遷都1300年祭に思いを馳せています。