2010年07月19日

学研 GMC-4 大人の科学Vol.24 4ビットマイコン (2)

「大人の科学Vol.24 4ビットマイコン」に付録されているGMC-4ですが、収録されている書籍によると、純粋な4ビットマイコンではないそうです。残念ながら、既に4ビットマイコンは生産されておらず、今回は8ビットマイコンの上に4ビットマイコンを仮想的に作り出しているそうです。

これはエミュレーションという仮想化の一種です。仮想化は、コンピュータの業界で最近流行のキーワードですが、こんなところにも仮想化の技術が生かされています。

雰囲気としては、様々なコマンドがマイコンの中に内蔵されていて、それを短い文字列で呼び出しができるように工夫されているようです。できることはあまり多くありませんが、決まった仕事をさせるには便利な仕組みです。コマンドが内蔵されている部分では、昔でいうROM BASICに雰囲気が近いです。

さて、そんなGMC-4ですが、実際にどのような動きをするのかを見ていこうと思います。

収録されている書籍には、いろいろなプログラムの組み方と、その実行の仕方が書かれております。そして、7種類のサンプルプログラムが予めCPU内に書き込まれていますので、それを使って気軽に遊ぶことができます。

例えば、最初に紹介されているのが「電子オルガン」のサンプルプログラムです。基板上のボタンを押すだけで、決められた音階の音を出すことができます。



この電子オルガン、残念ながら半音が出せません。演奏できる曲はだいぶ限られてきそうです。

そして、こういう機能を利用して、予め演奏するデータを入力しておくと、後から何度でも同じ曲を演奏できるようになります。



もっと違った曲でも演奏すればよかったのですが、半音が出せないのと、著作権関連の配慮のために、「君が代」にしてみました。さすがに国歌で、JASRACからチェックが入ることもなかろうと思っています。

収録されている書籍は、読み物も充実していて、黎明期のマイコンやゲーム機器の歴史や、それらに携わった人たちのインタビューなどが収録されています。今でこそブラックボックス化したコンピュータが、少しぐらい理解できた気になってきます。

さて簡単ではありますが、今回まで2回に渡ってGMC-4をざっと見てきました。もう少し極めるなら、自力でプログラムを組んで遊ぶこともできますが、今回はそこまでやりません。いろいろな活用法があると思いますので、面白い使い方をしている方がいらっしゃれば教えてください。私としては、コンピュータの仕組みが多少でもわかった時点で、満足しています。レビューは、今回で一区切りといたします。
posted by 「なにかな」管理人 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン
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