2010年07月25日

アルインコ DJ-G7 を車載時に電源が入らないことがある件

少し前に、アルインコの無線機「DJ-G7」について、車載運用すると電源が入らないことがある件を、この場で触れたことがあります。その現象は今も変わっていませんが、その後の実験でわかったことがありますので、ここに書き留めておきます。

まず、DJ-G7の電源が入らないことがある件で、私が触れた文章をあらためて確認してみます。

バッテリーパックが外された状態で、前回に電源が供給されたいた時にONの状態だった場合は、電源を供給しただけでDJ-G7はONになりますが、どうやらOFFになっている時間が数秒など極端に短いと、ONにはならないようです。


「電源が供給されない状態が数秒」というのは、例えばエンジンをかける動作(イグニション動作中)を想定しているのですが、この時点について電源が供給されていないのではなく、低電圧状態ではないかというのが発想の原点です。

最近の無線機は、他の家電製品の例に漏れず、電子制御で動作していることが多いです。つまり、低電圧状態でマイコンが誤動作しているか、動作しない状態が出来上がっている可能性があります。

そんなわけでDJ-G7の実機を使って、最低動作電圧を調べてみることにしました。ちなみに動作中の状態で少しずつ電圧を低くしていった場合、およそ5VでDJ-G7のディスプレイが消え、動作しなくなります。

では電源投入時の最初の電圧は、どのぐらいなら動作するのでしょうか。まずは正常供給の状態、13.8Vで実験です。



DJ-G7は問題なく起動します。

続いて、かなり電圧を落とした状態として、8V供給の場合を実験してみます。



DJ-G7は問題なく起動しました。見えにくいですが、DJ-G7のディスプレイ右上にある電圧表示は、電池が空の状態を指しており、電池が消耗している状態が再現されました。

では、もう少し電圧を落とします。7V供給の場合を実験してみます。



DJ-G7は起動しません。最初の段階で7Vの供給をしてしまうと、その後いくら13.8Vなどの正常な電圧にしても起動しません。もう恐らく、内部のマイコンが誤動作しているか、動作していない状態かと思われます。

これらの現象は、最初から車載運用が前提となるモービル無線機では、当たり前ですが発生しません。恐らくDJ-G7は、バッテリ運用前提の設計のために、電圧変動に弱い構造になっているものと推測できます。そのため車載での運用の際には、注意が必要となります。具体的にはバッテリを搭載した状態で、使いたいときだけ電源を入れるような運用をすることとなるでしょう。

この実験については、有限会社アスカシステムズのご協力をいただきましたので、この場をお借りして感謝を申し上げます。
posted by 「なにかな」管理人 at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ラジオ・無線
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/39808931
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック