2010年08月15日

GRUNDIG G6 AVIATOR (5)

前回まででGRUNDIG G6 AVIATORの外観を確認しましたので、今回からは早速実機を使ってみることにします。G6 AVIATORに電池を入れるのですが、単三乾電池2本で動作します。今回はニッケル水素電池で動かしてみます。

G6 AVIATORは中国で作られたラジオですが、アメリカで使用される前提で作られています。取扱説明書には、アメリカとカナダの拠点についての連絡先しか印刷されていません。間違っても、日本で使われることを前提としていないのです。

そうなると、どういうことが起こるのか。日本とアメリカで違う規格のものが影響を受けます。最もわかりやすいのは、ACアダプタの家庭用電源側の電圧ですが、日本の100Vに対して、アメリカの120Vという風に電圧の差があります。今回は電池を使って使用しますので関係ありませんが、このACアダプタはアメリカの規格に合わせて作られたので、公式には使ってはいけないことになります。

もう少しラジオの規格に踏み込んでいくと、アメリカと日本ではラジオ放送に使っている周波数が違うということがあります。AM放送については、日本では531kHzから1602kHzまでで9kHz単位で放送局が割り当てられ、アメリカでは530kHzから1710kHzまでで10kHz単位で放送局が割り当てられています。540kHzや630kHzなど、日本の割り当てと重なる部分もありますが、ほとんどは日本とアメリカでは周波数が合いません。

FM放送に至っては、そもそも使用している周波数に差があります。日本では76MHzから90MHzを0.1MHz単位で放送局を割り当てていきますが、アメリカでは88MHzから108MHzを0.1MHz単位で放送局を割り当てます。重なっている部分はわずか2MHzの幅で、これはアメリカのラジオは、ほとんど使えないことを意味します。

アメリカのオーディオ機器ならば、こういうことが起こるのも仕方ないのかもしれませんが、今回レビューしているG6 AVIATORは短波ラジオです。世界を飛び回るビジネスマンが使うことも想定しなければならないので、「ラジオの周波数が合わないから使えない」ということでは困るのです。幸いなことにG6 AVIATORの取扱説明書には、各地域向けに規格を切り替える方法が書かれています。

まずAM放送の周波数ステップを切り替える方法です。アメリカでは10kHz単位なのに対して日本は9kHz単位なので、9kHz単位に切り替える必要があります。操作は電池が入っている状態でラジオがOFFの状態で行います。本体正面のボタンのうち、「5」のボタンを2秒以上押し続けると、液晶画面に「10KH」と表示されます。さらに「5」のボタンを押すたびに「9KH」表示と繰り返し切り替わるようになりますので、「9KH」の状態にして「TIME」ボタンを押します。これで表示が時計表示に戻って、9kHzステップに変更されます。

また、FM放送についても76MHzから受信できるように変更しなければなりません。同じようにラジオがOFFの状態で、「4」のボタンを2秒以上押し続けると、液晶画面に「F875」と表示されます。さらに「4」のボタンを押すたびに「F76」「F87」が次々に切り替わりますので、「F76」の状態にして「TIME」ボタンを押します。これで表示が時計表示に戻って、76MHzから108MHzまでの受信範囲に変更されます。
posted by 「なにかな」管理人 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ラジオ・無線
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