GRUNDIG G6 AVIATORをここしばらく使い続けてきましたが、今回はその使用感をまとめておきたいと思います。残念ながらエアバンドは前回使用しただけですので、中波・短波・FM放送の使用感となります。
まず中波ですが、一番気になるのは内蔵バーアンテナの長さです。バーアンテナが長ければ長いほど、中波の受信感度がよくなります。しかし、G6 AVIATORは小型のラジオなので、どうしても中波の受信については不利になりがちです。
私が確認をした限りは、中波については他の短波ラジオとそれほど感度に違いが見つけられませんでした。G6 AVIATORを使う直前には、SANGEAN ATS-909Wを使用していましたが、使用感としては、それほど違いは見つけられませんでした。
続いて短波については、外部ロッドアンテナの長さが決め手となりますが、こちらもG6 AVIATORのサイズが小さいために、不利になりがちとなります。ただし、感度も中波と同様に遜色はなく、小さいながらもよく頑張ってくれるラジオに感じます。
FM放送の受信については、多少の感度の悪さを感じます。短波と同様に外部ロッドアンテナが決め手となりますが、どうやら筐体も含めてアンテナになっているようです。手で持っていると受信感度が上がるのですが、手を離すと今まで聞こえていたFM放送が、聞こえにくくなることもありました。
小型のラジオで不利な部分をもう一つ挙げるとすれば、それはスピーカーの大きさかと思っています。一般的に大きなスピーカーを使えば使うほど、明瞭度や音質が向上します。特に短波放送のように、電波があまり安定しないような放送の場合、明瞭度や音質はそのままラジオの満足度に直結します。
G6 AVIATORの場合は筐体の小ささのために、どうしてもスピーカーの大きさについても不利になりがちですが、使用している限りはあまり不都合を感じることがありません。さすがにオーディオ機器のような音質は無理ですが、以前にも紹介した「MEGA BASS」機能が、音質面についてカバーしているように感じます。
G6 AVIATORの使い勝手の良さをもう一つ挙げるとすれば、周波数選択のしやすさかと思っています。G6 AVIATORで周波数を合わせるには、周波数直入力・チューニングダイヤル・UP/DOWNボタンの3種類があります。
周波数直入力の場合、多くのラジオが何かボタンを押してから周波数の入力をしてENTERという手順となるのですが、G6 AVIATORの場合は、いきなり周波数を入力してENTERで入力が完了します。中華ラジオの中では直感的に使えるラジオです。
また、チューニングダイヤルについても、Fast・Slow・Lockの3種類から動作を選ぶことができます。日本の短波ラジオでは風前の灯火のチューニングダイヤルですが、G6 AVIATORでは有効に使うことができます。
2010年08月29日
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