就職活動のことを「就活」と略すのと同様、結婚活動のことを「婚活」と略すようになって久しいですが、イメージとしてはマスコミと一部の人たちの間でしか使われていないような気がします。言葉の成り立ちそのものがマイノリティの塊のようなので、仕方ないといえばそうかもしれません。
とはいえ、必要な人にとっては必要であるわけで、それは紛れもない事実です。今回は、たまたま立て続けに婚活パーティーに参加する機会がありましたので、その体験談を中心に感じたことを書き留めておこうと思います。
わざわざ個人的なことを書き留めようと思ったのは、婚活の情報が女性側からの発信か、女性目線であることに違和感を感じたからです。イメージ的に女性のほうが婚活に積極的ですから、仕方ないかもしれません。ただ、婚活も相手があってこそですから、男性側から婚活を語る意見があってもいいんじゃないかと思っています。あと私の周りを見渡すと、既婚者か特定の相手が存在する人たちばかりですから、仲間内でこういうスキマ的な記事は、自分しか書けないかなと思ってたりもしています。
そんなわけで参加してきたのは、ふたつの婚活パーティーです。ひとつは、勤務先絡みでご紹介いただいた婚活パーティーでした。地元の仲人おばさんたちが主催しているようです。私は、開催日の3日前に電話連絡で急遽呼ばれた形ですが、それでも当日は男性側が少なめの状態でした。
もうひとつは、地元の自治体が主催してコンサル会社が運営をするというスタイル。お役所からお金が出ているためか、居住の実態や独身を証明したり、事前の審査が厳格でした。こちらは事前に抽選して、男女の数を合わせたようです。
どちらでも言えるのは、男性の参加者の少なさです。はじめの仲人おばさん主催のほうは、どう見ても私は数あわせで急遽動員された感じですし、自治体主催のほうは男性よりも女性のほうが、申込数が4割も多かったそうです。男性参加者が少ないという話は、よく新聞記事になりますし、この辺りは事実を報じているのだなという印象でした。
新聞記事ですと、ここから草食系男子の話へと変わっていくのですが、私はあまり関係ないと思っています。つまり、男性側には明らかに婚活を躊躇させる理由があるのだと思っています。
たとえば、今となっては「男性の役割」とか「女性の役割」といった考えが薄らいでいるとはいえ、結婚後の幸せ度合いは男性のパラメーターで変わるといった考えは根強いです。たとえばそれが、年収だったり職業だったり長男か否かだったり親と同居か否かだったり、そういう条件の数は男性への要求のほうが多いような気がします。
しかし婚活女性側は恐らく、「そんなの口に出して要求していない」と仰るでしょう。恐らくその主張は間違っていません。一部では「マスコミが悪い」という意見もありますが、結果的に男性側が「自分には婚活をする資格がない」と思わせているのが、男性の参加者が少ない最大の理由だろうなぁと、個人的には思います。
2010年09月10日
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この域になったと言うことは・・・
中※の始まり・・・(笑)
ですが、、、伏せ字ではコメントできない(汗)。
またお越しくださいませ。