
少し前に、1200MHz帯まで送信できるDJ-G7という、ハンディ無線機を購入しました。車で移動して送信できるアンテナも購入しましたので、どこかに出かけて送信することは可能ですが、自宅での送信はずいぶん前に設置したディスコーンアンテナに頼るしかありませんでした。
このディスコーンアンテナ、主に受信用で設置したものですが、アマチュア無線用の一部の周波数で送信も可能です。1200MHz帯の送信も可能ですが、近い場所でもほとんど飛んでいないようで、事実上自宅では1200MHz帯を楽しめない状態が続いていました。
写真はそれを解消するために設置したアンテナです。第一電波工業(DIAMOND)のX5000という、144MHz帯・430MHz帯・1200MHz帯の3バンドの送受信ができるアンテナです。アマチュア無線専用のアンテナとなりますが、利用者も多く満足度が高そうだったので、今回設置することにしました。
それまで430MHz帯の送信も車載用アンテナに頼っていましたので、このタイミングでX5000に統合します。ディスコーンアンテナよりも車載用アンテナよりも性能がよいので、とても期待できます。
アンテナとケーブルとの接続に使うコネクタはN型なので、従来使用していたM型から変換するコネクタを用意したのですが、車載用アンテナを取り外す際に壊してしまいました。結局変換コネクタを使用せずに、N型をケーブルに取り付けて使うことになりました。変換コネクタを使うと減衰するので、最初からN型コネクタを使えるのは願ったり適ったりではあります。
設置して早速430MHz帯で使用してみました。車載用アンテナよりも2〜3程度、シグナルメーターが多く振れるようになった気がします。ちょうど、愛知県新城市や福井県福井市の高い場所から運用しているアマチュア無線局がいらっしゃいましたので、それぞれ交信してみました。たまたまかもしれませんが、遠くの無線局も聞こえるようになったようです。
続いて1200MHz帯で運用してみます。ちょうど三重県四日市市から運用している無線局がいらっしゃったのですが、相手が周波数を変えた瞬間に聞こえなくなってしまいます。あとで別の先輩無線局に聞いたところでは、1200MHz帯の波長の短さが影響して、ちょっとした周波数の変更やアンテナの設置場所で、相手の無線局が聞こえたり聞こえなくなったりするそうです。
ちなみに1200MHz帯のレピーターは、近隣の20〜30kmぐらいの範囲のものが使えるようになりました。それなりに実用になるレベルまで引き上げることに成功したようです。せっかくの1200MHz帯ですので、色々実験しながら使ってみることにします。
Softbankですが
1.3Ghzしかなにのは大変ですよね
もしかして、全国ネット
放送を狙ってたりして(冗談)
ソフトバンクが使用している周波数帯は、だいたい1.5GHzあたりと2GHzあたりですが、問題点としてはどちらかといえば基地局の少なさかと思います。せっかくiPhoneなどのスマートフォンで成功しているのだから、もう少し基地局のキメが細かいと使い勝手がいいんですけどね。
ちなみにこのアンテナも含めて、設備はアマチュア無線用なので、放送には使えません。残念ながら・・・。
以前、その上のクラスのX7000を上げて使っておりました。
たしかに、飛びは良かったのですが、問題は風が吹いた日には
アンテナが揺すられて、フェージング現象が起こってしまい、
酷い時には一気に聞こえなくなる等したので、降ろしてしまいました。
特に、1200MHz帯で起こりやすかったです。
http://www.d2.dion.ne.jp/~sagant/pdf/SCN_20070411150938.pdf
上のものを読み、ゲインの低いアンテナに変えて、
さらに高く上げて使ってみて納得しました。
私がX7000ではなくてX5000を選んだ理由は、やっぱり風を考えてのことです。大きなアンテナは、強い風に耐えられなくなる可能性が高くなるのと、そういうときに限ってメンテナンスする時間が取れないかも、と考えたためです。
先輩無線局の話では1200MHz帯の場合、この手のアンテナをローテーターで回すだけでも、電波の強さに変化があるとのことだったので、ゆらゆらとアンテナの先端が揺れるのは、あまりよい事ではなさそうです。
ゲインの低いアンテナを高く上げる手法は、最近私が入った無線クラブの先輩も実践していました。やっぱりアンテナの性能より高さですね。特にUHF以上なら、その傾向が強くなりそうです。