前回までに、ICOM IC-9100Mを使用するにあたっての無線局免許状の変更申請を終えましたので、免許状が届くのを待つことにします。それまでの間に、IC-9100Mはどれほど受信できるか確認することにします。
受信をあえて確認したのは、以前にIC-9100の試聴会で充分な受信感度を確認できなかったからです。カタログ上は「HF/50MHz帯はIC-7600と同等レベル、VHF/UHF帯はIC-911Dを超える性能」と謳っています。受信感度を確認せずにIC-9100Mを購入したのは、かなり冒険だったかもしれません。
単なる受信だけなので、接続するアンテナはどんなものでも構わないと思いますが、せっかくのオールバンド・オールモード機なので、HF用のアンテナを用意しました。コメットのCHV-5です。途中にコイルが入っている「短縮ダイポールアンテナ」の形をしておりますが、7/18/21/28/50MHz帯の送信が可能という優れものです。特に3アマで許されている18MHz帯の送信ができるのは有り難いです。
アマチュア無線のアンテナは、「できるだけ小さくて高性能」という部分でしのぎを削っているそうです。住宅街に設置するために大きなアンテナは都合が悪く、しかもできるだけ遠くと交信できなければならないためなのですが、CHV-5はHFのアンテナとしてはこれを地でいっていて、エレメントを一番広げた状態でも4mしかありません。
そんなCHV-5を使用して、中波と短波の放送を受信してみました。まずは地元の中波局の受信です。
地元局ですから当たり前ですが、しっかり受信ができています。アマチュア無線機としては中波受信はあまり重要度が高くありませんので、蔑ろになる可能性が高いのですが、問題ないようです。
続いて短波放送の受信です。
短波放送でも、特に電波が強いと定評のある北京放送の受信です。シグナルメーターが+20辺りまで振っています。当たり前ですが、短波ラジオで受信するよりも結構快適です。
写真はシグナルメータの表示を表現しているのみですから、メータが軽かったらという話もありますが、ある一定の目安としてはご理解いただけるかなと思います。購入するまで非常に心配していた受信感度ですが、特に問題ないことがわかりましたし、試聴会でうまく受信できなかったのは、アンテナ・設定・個体差のどれかが原因だったのでしょう。
2011年08月25日
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