2011年09月01日
ICOM IC-9100M (11)
前回、ICOM IC-9100Mの受信性能を確認するために、地元局の写真を掲載しましたが、あまりにも当たり前すぎる結果のために、情報としてはあまり参考にならなかったと思います。そこで少しだけ難易度を上げてみたいと思います。写真は、自宅で茨城放送(1197kHz)を受信したときの写真です。距離的に中途半端に離れていて出力も5kWの放送局なので、ある程度は実力を確認できることでしょう。
写真を見るとシグナルは、7を少し超えた辺りを指しています。多少フェージングがありますので、5〜7辺りを行ったり来たりしています。混信も多少あるので、内容を楽しむレベルは難しいかもしれませんが、放送の中身はほとんど問題なく聞き取れます。
もともとIC-9100Mにおける中波放送は、あまり感度を重視しているわけではないでしょうし、使用しているアンテナも7/18/21/28/50MHz帯の送信用なので、中波放送用ではないことを含めても、かなり健闘していると感じます。さすがアマチュア無線機です。
それでは短波放送ではどうなるか、確認してみることにします。
ちょっとだけ聴取の難易度が高いはずの、ベトナムの声を聴取した場合の写真です。割と安定して聴取できる感じで、シグナルは9を指しています。
ここでちょっと気になるのは、ベトナムの声が放送を始める前には、どの程度のシグナルを指しているかということです。つまり、放送されていない時のノイズは、どの程度かということです。その写真も撮影してみました。
シグナルメーターは3辺りを指しています。この周波数帯のノイズはこんなものなのでしょう。都市ノイズや家電品からのノイズも含まれていますから、これはある程度は仕方ないレベルかと思います。
さて、IC-9100Mの受信可能な範囲を調べてみると、30kHz〜60MHz・144MHz〜146MHz・430MHz〜440MHz・1260MHz〜1300MHzとなっています。144MHz以降の周波数は100%アマチュアバンドですが、短波帯からVHFにかけての周波数は、連続した周波数で受信が可能なようです。となれば気になるのは、いろいろな業務上で使用する無線局の聴取です。
写真は、ぎふチャンラジオの放送中継波なのですが、残念ながらワイドFMのモードがないために、聴取はやや難しそうです。しっかり電波は受信できているだけに、ちょっと残念な気がします。
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