以前にもご紹介しましたが、ICOM IC-9100Mの背面にはUSBポートがあります。ここを使ってパソコンと接続すると、色々なことができるようになり、幸せになれますよというUSBポートなのですが、実際に何に使えるのかは、取扱説明書を見てもイマイチしっかり書かれていません。
以前にIC-9100の試聴会へ行った際にも、「いろいろなソフトと連携がとれる」といった趣旨の話となりましたが、これらの使い方はサポート範囲外とのことで、どう使っていいのかよくわかりませんでした。今回は実機で試してみましたので、とりあえず私が使っている範囲の内容をここに記していこうと思います。
アイコムの無線機とパソコンを接続する場合には、以前から「CI-V」(「シーアイファイブ」と読む)という接続端子がありました。これを使って別途インターフェースユニット経由でRS-232Cへの接続ができるようになっていましたが、IC-9100MのUSB端子もこれとよく似たようなことが可能です。
具体的には、IC-9100MとパソコンをUSBで接続すると、COMポートが2つと音声入出力のポートが1つできます。接続にあたっては、ドライバソフトが必要となるのですが、IC-9100Mには添付されていないため、アイコムのダウンロードサイトよりダウンロードしなければなりません。
ドライバをダウンロードしてセットアップすると、デバイスマネージャーに以下のように認識されます。これでひとまずは準備完了です。
以前より、アイコムのCI-Vと連携して動作するソフトウェアは多くあり、その中でも有名なのは、Turbo HAMLOGかと思います。Turbo HAMLOGは、無線交信の記録をつけるソフトですが、CI-V経由で無線機の状態を読み取って、周波数やモードを自動で挿入するといった機能があります。
Turbo HAMLOG側にも設定がありますが、最初は訳がわからずに色々いじっていました。ただ、設定場所は思ったよりも少なく、たしか以下の「ICOM CI-V接続1」の部分だけだったような気がします。
設定がうまくいくと、IC-9100Mのモードを変えればTurbo HAMLOGのモードも自動で変化し、周波数を変えれば自動で変化していきます。あとはコールサインのみを入力してEnterキーで記録がつけられるようになるので、非常に便利になります。
2011年09月08日
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