2006年06月24日

FOMA F902iS (5)

さて、携帯電話の肝心要の電話機能について見ていきたいと思います。F902iSも含まれる第3世代のFOMAは、第2世代のmovaに比べて音質が良く、大量のデータを効率よく扱うことが出来る仕組みです。そのためmovaと比べると、誰の声かわからないような変な圧縮された声というよりは、割とちゃんとした音で通話できます。ただ、私の場合はFOMAからFOMAへ機種を替えたケースですから、あまり変化がないといえば無いわけですが・・・。

ただ、サービスエリアを見てみると、まだまだmovaに軍配が上がることが多く、田舎のほうではmovaでないと通話できない場所が、まだまだたくさんあります。第2世代の携帯電話で新規顧客競争を繰り広げたときに、各社とも非常にたくさんの基地局を配置しましたから、その資産がまだ生きているというわけです。movaがサービスエリアを広げたスピードを考えれば、FOMAのスピードはめざましいものがありますから、非常に健闘していると言えます。実際、基地局の数としては、movaよりたくさん配置しているそうです。

FOMAが不幸なのは、その割り当てられた周波数帯にあります。movaは800MHz帯、FOMAは2GHz(2000MHz)帯を使います。800MHz帯というのは、テレビのUHFチャンネルよりも少し上の周波数帯で、2GHz帯は、無線LANや電子レンジで使う周波数よりも少し低いところにある周波数帯です。一般的に、周波数が高くなればなるほど、電波はまっすぐ飛んでいきます。たとえば山間部などについて、800MHz帯でなんとかサービスエリアに出来ていた山の裏側は、2GHz帯ではサービスエリアに出来ないという問題が多く発生しました。他にもビルの陰やら、室内の奥のほうやら、地下街やら、800MHz帯なら電波が届いていた場所も、2GHz帯なら、そこまで入り込めないなんていうことが起こったのです。

実は同じように第3世代携帯電話を展開しているauについては、この部分が非常に有利で、従来の800MHz帯を使ってサービスを開始しているため、サービスエリアの問題を比較的楽に解決できています。後になってauは、2GHz帯も使ってサービスを展開すると発表していますが、基礎部分は800MHz帯ですから、同じ基地局を持っていたとすれば、auのほうがエリアが広くできます。

しかし、ここへきてDoCoMoも昨年頃から、901iSの携帯電話からFOMAプラスエリアとして、800MHz帯を使ったFOMAサービスを受けられるようにしています。従来、movaで使っていた800MHz帯を、一部FOMAに割り当てを始めました。主にエリアを確保しにくい山間部を中心に、800MHz帯のFOMAを展開するそうですので、たとえば東海地区なら、岐阜県郡上市や飛騨市などは800MHz帯のサービスを開始しているようです。

そしてさらに、F902iSを含む902iSからは、今度新たに割り当てが決まった1.7GHz帯も使えるトリプルバンダーの携帯電話になります。1.7GHz帯の使用開始日は今年の6月からの予定でしたから、既に運用が始まっているかもしれません。ただ、従来の2GHz帯と周波数が近いため、特に1.7GHz帯のアピールをすることはないそうですので、我々ユーザにはわからないまま、1.7GHz帯エリアが広がっていくかもしれません。
posted by 「なにかな」管理人 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 買い物
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