FOMAのサービスが開始された2001年、その時に最もセンセーショナルな通話サービスは、テレビ電話でした。これまで固定電話同士で、テレビ電話が出来る機器がいろいろ発売されていますし、その一部は「テレビ会議システム」なんて呼ばれたりするわけですが、そんな機能が携帯電話にも搭載されるというのは、非常に驚きではありました。FOMAのサービスが始まった当初は、一部の携帯電話に限られていたテレビ電話の機能ですが、今や電話の形をしているFOMA端末は、らくらくホンシンプルを除いた端末が使えることになっています。
902iシリーズや902iSのFOMA端末は、さすがにまだ少ないので、たとえばプッシュトークのようなサービスを試すことは難しいですが、FOMA全体では、割と周りの人で使っている人がいたりするので、その中でテレビ電話を使っている人は一定量いるのかもしれません。自分の周りでは、遊びで少し接続したりすることはあっても、日常的に使っている人の話は聞いたことがありません。まぁ恋人同士のツールだといわれれば、その通りかもしれませんし、そういう意味では、私にとっては縁がないツールであることは、まず間違いないかなぁと。
テレビ電話は、回線交換で64kbps接続をして、音声と画像を送るサービスです。一昔前に流行ったISDNと同じスピードで、テレビ電話の仕組みを実現しています。料金体系としては、デジタル通信と同じになり、通常の通話に比べると7〜8割増しぐらいの料金になるようです。一昔前のインターネット環境に使っていたスピードが、移動体通信で実現するというのは、FOMAが登場した当時は割とメリットがありましたが、今は料金の高さが際だってしまっているかなぁという印象があります。
F902iSにもテレビ電話機能があります。携帯電話の内側、大きな液晶がついている面のすぐ下、蝶番のすぐ上の部分にカメラがあって、これを使ってテレビ電話をするわけですが、液晶面のすぐ下にカメラがあることから、アングル的には非常に微妙な状況になるので、ちょっと使いにくいかなぁという感じがします。もう少しカメラの位置は、何とかならなかったのかなぁ・・・。
私が遊びで使ったテレビ電話は、随分前のことであまり記憶がありませんが、ちょっと動きがカクカク気味だったかなぁという感じでした。でも動きがある映像を送るよりも、顔を見合わせてコミュニケーションをする使い方のほうがメインでしょうから、その程度でも充分使い物になるかなぁと思っています。ひょっとしたら少しは、改善を施しているのかもしれませんが、自分としてはよくわかりません。
2006年06月26日
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