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F902iSで再生できる音楽の保存形式は、AACとWMAです。AACは他の携帯電話でも再生できますが、F902iSが特徴的なのは、WMAが再生できるところにあります。つまり、Windowsパソコンを使っている人たちにとっては、F902iSというのは非常に親和性の高い携帯電話であると言えます。

WMA形式の音楽データを携帯電話へ転送するには、付属のUSBケーブルを使用するわけですが、パソコン側で使うソフトウェアは、Windows Media Player 10以上を使います。私もこの機能を使うのに初めて知りましたが、Windows Media Player 10は、曲の転送機能があるのです。詳しい転送方法はこちらにまとめられていますが、そんなに難しいわけでもありません。

私の場合、市販CDをWindows Media Player 10に読ませて、WMA形式にエンコードした後に、F902iSへ転送するという手順を取ったわけですが、音質としては可もなく不可もなしという状態です。ヒットチャートに上るような曲なら、それほど音質の違いを見つけることは出来ませんが、クラシック系やオーケストラの伴奏の場合は、かなり厳しい状態になるかと思います。とりあえず私が試した中では、平原綾香のアルバムは、かなりボロボロに近い音質に成り下がりました(泣)。まぁでも音質の悪さの半分は、Windows Media Player 10のエンコード能力の問題でもありますし、仕方ないのかもしれません。とりあえず、午後のこーだーと比べてはいけないのかもしれませんけど(汗)。

そして、WMA形式のファイルが再生できるとなると、もうひとつ嬉しいことが起こります。パソコンなどで再生する目的で、音楽を販売しているようなサイトからの曲を持ち歩くことが出来るようになることです。有名どころでいくと、music.jpやoricon styleが使えちゃったりしますし、ナップスタージャパンが今秋から使えるようになるともいわれていますから、ミュージックケータイとしては、非常に魅力的であると言えるでしょう。

ここまで来ると、着うたフルが使えないのが非常に惜しまれるわけですが、普段聴いている音楽を手軽に持ち歩く携帯電話としては、最適なものになるかと思います。昔からそうですが、富士通の携帯電話は、パソコンとの親和性が考えられているので、パソコンを持っている人たちにとっては、非常に心強いツールになることは、間違いないかと思います。